こんにちは、メタ男です。
「MT4のアプリの使い方がわからない」
「チャートの見方がわからない」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
当記事では、MT4初心者の方に向けて「MT4のスマホアプリの基本的な使い方」をご紹介していきます。
MT4と言えばパソコンでやっている人が多いイメージですが、スマホでも十分できる事をご存知ですか?
もちろん、4通貨ペアを同時に表示して取引していくなんて事は画面が大きくないと不可能です。
ただ、基本操作や売買に関してはスマホでも十分できます!てか私はスマホでやっていますし(笑)
この記事をしっかり読んで、スマホトレードの基礎を固めていきましょう!
では、まずMT4のスマホアプリ画面の見方について見ていきます。
目次
MT4スマホアプリの見方
今回はiPhoneのMT4アプリを使っていきます。私が使っているFx口座はXMです。(気になる方は「MT4をするなら国内?海外?おすすめ証券会社17社を徹底比較!!」の記事で説明しているので参考に)
もちろん、他のデバイスでもやる事は同じですので、ぜひ参考にしてください。
MT4のアプリを開いてみましょう。おそらく下の画面になっているはずです。
ちなみに本記事はFX会社の登録・ログインしている事が前提になっていますので、まだしていないという方は「Step1. MT4を始めよう」を見つつ始めてみてくださいね。
話を戻して、MT4の使い方を見ていきます。
基本的にアプリは下のタブをタップする事で画面を切り替える事ができます。5つの項目にそれぞれ使い道があるので、全部確認して下さい。
- 気配値
- チャート
- トレード
- 履歴
- 設定
左から順に解説していきましょう。
1.MT4スマホアプリの気配値の見方
そもそも気配値というのは、買いたい・売りたいと希望する値段(指値)の事を指します。
- 買い気配値(左)…買い注文で最も高い値段
- 売り気配値(右)…売り注文で最も安い値段
上記の事を抑えておけば問題ありません。
おそらく初期状態だとシンプルモードになっているので、右の「詳細モード」をタップする事で、実際の高値・安値・スプレッドを表示させる事ができます。
ここで全体の通貨の把握をし、細かいところはチャート・トレード画面を見ていきます。
この気配値ではいくつかの操作がありますので見ておきましょう。
通貨ペアを追加する
気配値の右上にある「+ボタン」をタップしましょう。
そうすると、「シンボル追加」というのが出てくると思いますので表示させたいジャンルを選びましょう。(FX通貨ペアはForex)そうすると、通貨ペア一覧が出てくるのでプラスボタンを押して追加完了です。
あれもこれも表示させるのは、かえって混乱してしまいますがトレードする通貨ペアを中心に10個~20個程度を入れおくと良いでしょう。
通貨を入れ替える
気配値の左上にある「鉛筆」をタップしましょう。
そうすると通貨ペア一覧が出てくるので、指でドラック&ドロップする事で通貨の入れ替えができます。
通貨を削除する
気配値の左上にある「鉛筆」をタップしましょう。
そうすると通貨ペア一覧が出てくるので、一番左の〇をタップして選択。その後右上のゴミ箱ボタンをタップすると通貨の削除ができます。
以上で、気配値に関する基本動作は終了です。続いてチャートについて見ていきましょう。
2.MT4スマホアプリのチャートの見方
チャートでは、通貨ごとの時間足の切り替え・オブジェクト/インジケーターを使って分析する事ができます。
チャートに表示されてい通貨ペアは気配値から選択する事ができるので、気配値で取引したい通貨ペアをタップ→チャートをタップしておきましょう。
それぞれの機能説明をしていきます。ここが一番機能が多く複雑な部分なので気を付けてください。
時間足の切り替え
MT4では時間足が9つ用意されています。
M1=1分足, M5=5分足, M15=15分足, M30=30分足, H1=1時間足, H4=4時間足, D1=日足, W1=週足, MN=月足のそれぞれを切り替える事ができます。
画面の左上の時間足(現在の時間足)をタップすると切り替える事ができますよ。
FXの基本は「短期は長期に収束する」。つまり長期足が下がっていたら、たとえ短期足で上昇していても最終的に長期足の下落には逆らえません。
長期足から順に見ていくことで、全体の流れとその中でどのような動きをしているのかを知る事ができます。
クロスヘア(十字架)の表示
クロスヘア(十字架)は、チャートの最上部の3つのアイコンのうち一番左(十字架のアイコン)をタップする事で表示させる事ができます。
クロスヘアの中心の時間と値段がそれぞれ下と右に表示されています。
また、上の方に小さく書かれている4つの数字は4本値で、左から順に「始値, 高値, 安値, 終値」を表しています。
スマホでは細かい数字をおろそかにしがちなので、ここら辺はしっかり押さえておきましょう。
オブジェクトの表示
オブジェクトは、チャートの最上部の3つのアイコンのうち一番右(丸/三角/四角のアイコン)をタップする事で表示させる事ができます。
トレンドラインや水平線などを引きたい時に使いましょう。
インディケーターの追加/表示
インディケーターは、チャートの最上部の3つのアイコンのうち真ん中(fみたいなアイコン)をタップする事で表示させる事ができます。
タップするとインディケーターの管理画面がでてきますね。初めはメインウィンドウというものしか表示されていませんが、これはチャート画面上に重ねて表示されるウィンドウです。
それとは別に、インディケーターにはチャート下部に表示されれるインディケータウィンドウというものもあります。
これらを別々に管理できるので、分かりやすいですね!
インディケーター管理画面の右上「編集」ボタンを押し、マイナスボタンを押す事で削除できますよ。
MT4で使えるインディケーターは30種類以上もありすべてを使いこなすのは難しいですよね。
Step3「インジケーターを使ってみよう」でインディケーターを紹介しているので、そちらで勉強してみるといいかと思います。
まずは、MT4の基本操作を覚えるのが先ですよ!リンクを貼っておいてなんですが、焦らず行きましょう(笑)
チャートのアレコレの変更
チャートの種類の変更は、チャート画面をタップし一番下の設定ボタンを押すと開くことができます。(クロスヘア=十字架を選択しているとタップできないので、解除してからにしましょう)
ここにはチャートの種類やボリュームなどを表示しており、それぞれ切り替える事ができます。
まずは基本的なチャート3種類を見ましょう。
それぞれ、カンタンにご説明しておきましょう。
バーチャート
動きをバー(棒)で表したチャートの事で、以下の図のようなバーが連続して表示されています。
シンプルな形状なので、初心者でもわかりやすくトレンドの大きさが一目でわかる事が特徴ですね。
ローソク足
動きをローソクで表したチャートの事で、以下の図のようなローソクが連続して表示されています。
ローソクから飛び出た線の事をヒゲと呼ぶそうで、高値と安値を表しています。
日本では最も活用されているようです。(ちなみに僕もローソク足)
このローソク足の胴体が小さくヒゲも小さいなら、相場自体に動きがなく売買が鈍っている事を表します。胴体が小さくてもヒゲが長いのなら、相場に動きがあるものの売り買いが拮抗している事をあらわします。
この様にローソク足は投資家の心理を読み取るのに、とても便利なチャートです。
ラインチャート
終値を一本につないだ線で作られたチャートの事で、前の2つに比べてとてもシンプルな作りをしていますね。
ヒゲがない分値動きの推移を読むのに特化しており、相場の大局観を見るのに便利なチャートだといえます。
ここまでは3種類のチャートを見てきましたが、ココからはさらに細かい設定になってきますよ!
それではガンガンいきましょう。
ボリューム
ボリュームは出来高を表しています。出来高が多ければ多いほど相場での売り買いが多く、トレンドに勢いがある事を表します。トレンドが今後も伸びるのかな?と疑問に思った時はこのボリュームを見て判断するのも手の一つです。
アスク変更ライン
通常のチャートでは買い(詳細モードでは左の値)を使ったチャートしか表示されていません。売りの価格も表示させておきたい方は、このアスク変更ラインを利用しましょう。
ただ実際の売り買いをする時はチャートから取引画面に切り変わるので、そこまで気にする必要はありません。
期間区切り線
期間区切り線は、チャートを一定の期間で区切るための物です。時間足によって区切られる期間は変わってくるのでまとめておきました。
時間足 | 区切り期間 |
---|---|
1分足,5分足,15分足,30分足 | 1日単位 |
1時間足 | 1日単位 |
4時間足 | 1週間単位 |
日足 | 1カ月単位 |
週足,月足 | 1年単位 |
トレードレベル
トレードレベルとは、約定したポジション・指値と逆指値注文をチャート上に表示するものです。
なので・・・今オンにしても何も表示されません。実際に注文した時に表示させる事で、自分の予想と相場のズレを把握する事ができます。
OHLC
OHLCとは、Open:始値, High:高値,Low:安値,Close:終値の事を表したものです。OHLCをオンにしておくと、常に4本値(始値,高値,安値,終値)を表示させておく事ができて便利ですね。
データウィンドウ
データウィンドウは、インジケーターのパラメーターを表示しておく機能です。インジケーターをセットした状態で、先ほどのクロスヘア(十字架)を任意の地点に合わせる事でデーターを参照する事ができます。
カラー
こちらはホワイトアウトしたMT4スマホアプリの画面です。好きなカラーで好きな色にカスタマイズできるので、チャートを自分色に染めてみてください。
こちらは、使わなくても大丈夫です。
これで、やっとMT4のチャート画面の見方が終わりましたね。
残りの3つについてはとてもシンプルなものなので、簡単に説明しておわりましょう。
3.MT4スマホアプリのトレードの見方
トレード履歴・持っているポジション・発注した注文をまとめてみる事ができます。
それぞれ大切な物ですので補足を入れておきましょう。
プロフィット
説明 | |
---|---|
残高 | FX口座残高 |
(クレジット) | ボーナスなどで配布された分。ない口座もあります |
有効証拠金 | 証拠金+保有しているポジションの為替差益 |
証拠金 | FX口座に預けている分 |
余剰証拠金 | 有効証拠金-すべてのポジションの必要証拠金 |
証拠金維持率 | 有効証拠金÷必要証拠金総額×100 |
クレジットはボーナスがあるGEMFOREXなどにはありますが、無い業者は残高のみの表示になります。
ポジション
実際に持っているポジションを表しています。
左側は、通貨ペア、売買方向、lot数、約定レートと現在レートを表示しています。
右側は、損益を日本円で表示しています。
オーダー
注文を発注した時の状況を表示しています。
左側は、通貨ペア、売買方向/買い方売り方、lot数、約定レートを表示しています。
右側は、現在のレートを表示しています。
それぞれの説明は以上です。
実際の発注は、右上のプラスボタンを押して発注します。
注文方法をここに記載すると長くなってしまうので別記事にまとめました。記事「関連:注文方法」を参照してください。
続いて、取引履歴について見ていきましょう。
4.MT4スマホアプリの履歴の見方
取引履歴は入出金の記録・取引の記録と損益をまとめています。FXにおいて自分のトレードを振り返る事は大切ですから、ぜひ怠らないようにしてください。
左側が、通貨ペア、売買方向、ロット数、エントリーポイントとエグジットポイントを表示しています。
右側は損益と時刻を表示しています。
それぞれの取引をタップすると、スワップポイントの詳細を見る事ができますよ。
最後に、設定画面について見ていきましょう。
5.MT4スマホアプリの設定の見方
設定画面では、MT4口座へのログインの他にも、ニュースをみたりサウンド設定などをする事ができます。
軽く説明しておきます。
口座情報/新規口座
一番上に表示されているのが、現在ログインしている口座情報です。
ここをタップすれば、過去にログインしていた口座にログインする事ができます。新規口座をタップすると新たに口座を登録する事ができますよ。
瞬時に口座切り替えをする事ができるのは、とても便利ですよね。
メールボックス/ニュース/Tradays
メールボックス…MT4からメールが届きます。読む必要はなし。
ニュース…関連関連
Tradays…2018年から使えるようになった「経済指標カレンダーアプリ」。イベント時に設定しておけば、アラート機能でお知らせしてくれたりと意外と使えます。
チャットとメッセージ
チャットとメッセージは、PC版MT4からアラートを送りたい時などに役立ちます。
「自動売買の注文確認」「朝、取引した注文の決済確認」などが通知されるので、兼用している方には便利なサービスですね。
OTP
OTPはワンタイムパスワードの事で、MT4口座へのログインセキュリティをより強固にします。
ログインIDとパスワードに追加して、ここに表示してあるワンタイムパスワードを入力しなければログインできません。あなたのスマホを持っている人以外がログインしようとするのをふせげますね。
インターフェイス
これは言語選択です。日本語・英語・中国語など22か国語に対応しています。
チャート
この画面は「チャート画面」で画面をタップ→「設定」をタップしても開くことができます。開く画面はチャートのアレコレの変更の章とおなじですので、参考にしてください。
ジャーナル
あなたのMT4操作履歴を閲覧する事ができます。特に使い道はないでしょう(笑)
詳細
詳細画面では、サウンド・自動ロック・ニュースを有効にするなどの設定ができます。
自動ロックをオフにしておくと、スマホ本体に設定してある自動ロック効かなくなるのでずっと開いておくことができますよ。
ニュースが不要な方は、余計な容量になるのでオフにしておくとよいでしょう。
おつかれさまでした!これでMT4スマホアプリの使い方は終了です。
最後にスマホアプリでよくある質問をまとめましたので、復習しておきましょう!
MT4スマホアプリのQ&A
Q1. スプレッドは表示できますか?
できます。「気配値」→「詳細モード」をタップすると指定した通貨ペアのスプレッドが表示されます。
Q2. 安値と高値の表示はできますか?
できます。「気配値」→「詳細モード」をタっプすると指定した通貨ペアの高値と安値が表示されます。
Q3. ポジションの表示はできますか?
できます。「トレード」をタップすると持っているポジションが一覧表示されます。
チャートの保存/設定保存はできますか?
スマホ版ではできません。設定を保存したい場合はPC版で行うしかなさそうです・・・
取引履歴の表示はできますか?
できます。「履歴」をタップすると今までの取引履歴が一覧表示されます。
スマホを横画面でできますか?
できます。できない場合は画面ロックがかかっているのでしょう。
MT4スマホアプリでチャートの右端を開ける方法は?
チャート画面上で長押ししてください。点線が出てきたら任意の位置にずらして完了です。
右端を開けたいならチャート点線を左に動かせばOKでしょう。
MT4で実際に取引してみよう
ここまでスマホアプリの使い方についてみてきました。
ただ、これはあくまで基本動作でしかありません。実際に取引をするには注文と決済が必要ですよね。
続いては、MT4の注文方法について見ていきましょう。